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第28回学術大会お知らせ 

日本精神保健福祉政策学会 第28回学術大会プログラム

●テーマ:シリーズ「精神障害者と家族」 -フランスの「強制入院制度と家族」を中心にして-
●開催日時:2019年3月13日(水)13:00~16:30
●会場:衆議院第二議員会館 多目的会議室(1階、定員141名)
●開催趣旨
本学会では、2017年より連続して精神障害者の地域支援における家族の負担問題について、精神障害当事者、家族、医療・福祉のスタッフ、研究者、メディア関係者と議論を深めている。
上述の議論のなかで、わが国における精神障害者とその家族を取り巻く現状は極めて厳しい状況に置かれたままである事を再確認する事ができた。この状況を打開する手掛かりのひとつとして、他国の制度、経験、課題を学ぶ必要がある、との認識が醸成された。我が国においては、2015年に兵庫・洲本市で発生した大量殺人事件や、2017年から2018年にかけて大阪・寝屋川市と兵庫・三田市で発覚した監禁事件(座敷牢状態)などが起きており、これらの事件は家族負担との関わりからも検証が求められる。この点で、ヨーロッパ諸国と比較し、「家族の負担」の軽減策や、いわゆる「触法障害者」について強制入院制度の実態を分析・検討したい。
ただし、海外事例と言っても非常に多様である。今回は、最近大きな法制度改革が図られたフランスを中心に、制度の実態と評価などを行う。そして次回以降にドイツ・イギリス・北欧などのヨーロッパ諸国に焦点を当て、「精神障害者と家族」についてさらに議論を深めていき、この問題に向けての提言を発したい。

●プログラム
総合司会:松澤 和正(帝京大学教授、本学会理事)

開会挨拶(13:00-13:10):鈴木 二郎(本学会理事長)

パネルディスカッション
テーマ:フランスにおける「精神障害者と家族」
趣旨説明(13:10-13:25):コーディネーター 加藤久雄(弁護士・ドイツ刑事法、本学会理事)
パネリスト発表(13:25-14:25、各20分)
➀ フランスの強制入院制度の現状と課題
  ―保安処分制度の導入と「家族の負担」を中心に
末道 康之教授(南山大学法学部・フランス刑事法)
➁ 揺れ動くフランスの司法精神医療と家族の役割
蓮澤 優医師(九州大学医学部精神科・フランス司法精神医療)
➂ フランスの精神医療における「強制入院」制度と家族の役割
  ―行政処分と司法処分の併存における「家族の負担」の変化
磯部 哲教授(慶應義塾大学法務研究科・フランス医事法・行政法)

休憩(14:25-14:40)

指定発言(14:40-15:00)
中谷 陽二名誉教授(筑波大学・司法精神医学)
精神障害当事者(予定)
野村 忠良(全国精神保健福祉会連合会理事、本学会理事)

フロアとの質疑応答(15:00-16:20、1人3分)

コーディネーターによるパネルディスカッションのまとめ(16:20-16:25)

閉会挨拶(16:25-16:30):藤井 克徳(日本障害者協議会代表、本学会副理事長)

終了 16:30
※終了後、アンケート記入

●資料代:2,000円(本学会会員は無料 ※学会年会費5,000円)

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