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日本精神保健福祉政策学会 
第25回学術大会 プログラム

日時:平成28年2月6日(土)
会場:東京医科歯科大歯学部講堂
大会長:五十嵐良雄(メディカルケア虎ノ門)

テーマ「今後の精神科医療を考える」

開催趣旨:
日本の少子高齢化や精神疾患の軽症化などを背景として、精神科を取り巻く医療や福祉の環境は急激に変化している。その結果、精神科病院では規模のスリム化と病棟の機能分化は避けて通れない状況である。経営的判断として病院を解体し、複数の多機能型精神科診療所へと生まれ変わった精神科病院もあり、成果を上げている。
精神科デイケアや訪問看護、更には就労支援事業所や障害者就業・生活支援センターなどを併設した多機能型診療所は、精神科診療所の発展形である。入院中心の治療から地域ケアへのパラダイムシフトに伴い、精神科診療所はこれまでの診療中心の一人医師の診療所と多機能型診療所へと2極化していくと思われる。しかしながら、利用者が機能分化した医療サービスを上手に受けるためには、医療機関の間での連携が重要である。そして、連携を促進させるためには診療報酬上での措置は欠かせない。
障害者福祉施策は、形式的には3障害の障壁が取り除かれた。リカバリー理論の追い風もあり、就労支援事業所が全国で活発に活動を始め、作業所時代のイメージとは大きく異なる現実もある。上記の視点で以下のシンポジストから発表をいただき、今後の日本の精神科医療について論議を深めたい。

総合司会:松澤和正
開会のあいさつ:
鈴木二郎(精神医学心理研究所・鈴泉クリニック院長、理事長)(10:30~10:40)

第1部:会長講演および特別講演
大会長講演(10:40~11:10)、座長:鈴木二郎
特別講演(11:10~12:00)厚生労働省精神保健福祉課長(予定)、座長:樋口輝彦

評議員会、総会(12:00~12:30)
昼休み(12:30~13:00)

第2部:シンポジウム(13:00~16:30)司会:藤井克徳(副理事長)
シンポジスト1;日本の精神科医療の将来像:総論(仮題):福田祐典(国立精神・神経医療センター精神保健研究所所長)(30分)
シンポジスト2;多機能垂直型診療所の現状と将来(仮題):窪田彰(多機能垂直型診療所研究会代表世話人、クボタクリニック院長)+コメディカル(30分)
シンポジスト3;精神科病院を閉鎖し診療所での医療の継続を実現することからの学び(仮題):佐々木一(医療法人爽風会理事長、あしたの風クリニック院長)+コメディカル(30分)
シンポジスト4;障害者福祉の立場から精神科医療に望むこと(仮題):増田一世(やどかりの里常務理事)(30分)
指定討論
家族会推薦(15分)
総合討論(45分)

閉会の言葉:(5分)藤井克徳副理事長

日本精神保健福祉政策学会
第24回学術大会
The 24th Meeting of the Japanese Association of Mental Health Policy(JAMHP)
―評議員会・総会―

プログラム


メインテーマ
精神保健福祉改革に大志を!
~リカバリー志向の政策を求めて~

 会長:伊勢田 堯
前東京都立多摩総合精神保健福祉センター所長
こころの健康政策構想実現会議共同代表
代々木病院精神科非常勤医師
                   (以下敬称略)

プログラム委員会:五十嵐良雄、伊勢田堯、竹島正、田尾有樹子、野村忠良

大会運営委員会:石山淳一、五十嵐良雄、伊勢田堯、伊藤ひろ子、加藤久雄、小林暉佳、小峯和茂、鈴木二郎、竹島 正、原田憲一、野村忠良、藤井克徳、
星野 茂、松澤和正、松下昌雄、

日 時:2015年 2月 7日(土) 午前9時50分~午後4時40分
会 場:東京医科歯科大学歯学部特別講堂
参加費:医師:3,000 円
医師以外の精神保健福祉従事者・行政・一般市民:2,000円、当事者・家族・学生:1,000円
(資料代含む)

日本精神保健福祉政策学会
The Japanese Association of Mental Health Policy(JAMHP)

日本精神神経学会専門医制度ポイント(30点)取得学会:専門医認定証をご持参下さい。



[趣 旨]

開催主旨:
「入院治療中心から地域生活中心へ」(2004年改革ビジョン)に転換することが謳われながら、10年たった今日、若干の進歩はあったものの大きな前進を見るまでに至っていない。
 一方で、海外では治療・専門家中心から当事者のリカバリー支援を中心とする精神医療保健福祉サービスが目覚ましい発展を遂げている。
 海外のリカバリー運動の発展の経過から、これまでのわが国の精神保健福祉政策を振り返り、今後の課題を整理し、われわれに不足がちな夢と大志を掲げて飛躍的な発展を遂げるための政策を探求する。
午前の部の会長講演では、最初に、ジェフ・シェパード教授(ロンドン大学、臨床心理学博士)からイギリスのリカバリー運動、中でもリカバリー・カレッジの到達点についてビデオ出演による講義を受ける。それを受けて、現在のわが国の精神保健福祉の現状を振り返り、リカバリー志向のサービスが可能になる政策はどうあるべきか、その展望を試みたい。また、現在進行中の精神保健福祉改革の現状について、厚労省精神・障害保健課から報告を受ける。(交渉中)。

午後の部では、当事者・家族の声に耳を傾け、これらの声を真に実現する政策についてのパネルディスカッションを行う。
(伊勢田 堯)

目  次

総合司会: 松澤和正(千葉県立保健医療大学・健康科学部・看護学科、常任理事)

* 開会のごあいさつ: 鈴木二郎(精神医学心理研究所・鈴泉クリニック院長、理事長)    9:50~10:00
第Ⅰ部 会長講演(含むシェパード教授のビデオ出演)および特別講演                10:00~12:00
1. 会長講演 (90分)  座 長: 鈴木 二郎(理事長)  
10:00~10:30
ジェフ・シェパード教授ビデオ講演:
演者:ジェフ・シェパード教授(ロンドン大学臨床心理学客員教授、精神保健センター上級政策アドバイザー、ImROC(Implementing Recovery through Organisational Change、組織変革によるリカバリーの実践)プログラム責任者)
 テーマ:リカバリーを支援するためのサービス改革~イングランドにおけるImROCの経験~ 
10:30~11:30会長講演
講演テーマ: バック・トゥ・ザ・フューチャー
~リカバリー支援が中心となった未来から見たわが国の精神保健福祉サービスの現状と課題~
演 者: 伊勢田 堯(前都立多摩総合精神保健福祉センター所長、代々木病院 理事)
2.特別講演(30分)11:30~12:00
座長:鈴木 二郎(理事長)
演題:精神・障害保健課の政策課題(仮題)
演者 :厚労省精神・障害保健課(交渉中)
〈評議員会・総会〉(30分)             12:10~12 :40
―評議員には昼食を用意します―
―< 昼休み 50分 >―             12:40~13:30 


第Ⅱ部 パネルディスカッション (3時間)      13:30~16:30

テーマ: わが国におけるリカバリー運動の現状と政策化の課題

座 長:五十嵐良雄(メディカルケア虎ノ門理事長)―趣旨説明(5分)
パネリスト (発表時間各15分)
① 藤井麻里;うつ病からの回復者。日暮里わかものハローワーク 就労支援ナビゲ
ーター
②澤田優美子;当事者。厚労省・長期入院精神障害者の地域移行に向けた具体的方策に係る検討会構成員
③岡本修;家族。株式会社THE善取締役社長、兼人事コンサルタント
④岡村毅;東京大学医学部精神神経科、東京都長寿健康医療センター研究所
⑤藤井克徳;日本障害者協議会代表、当学会副理事長

<総合討論>

座長のまとめ―(5分)

*閉会のことば:樋口輝彦(独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター理事長) (5分)
17:30~17:35

注)なお、今回は、経費の都合で懇親会は行いません。ご了承ください。
(以上)
日本精神保健福祉政策学会(JAMHP)
[学会事務局]: きょうされん事務局(担当:川久保)
       TEL:03-5385-2223 FAX:03-5385-2299【12月12日まで】
       TEL:03-5937-2444 FAX:03-5937-4888【12月16日PMから】
*お願い:事務局には専従職員がおりませんのでご連絡はFAXでお願いします。

◎日本精神神経学会専門医制度の更新ポイント(C群:4時間以上30点)が取得できます。
必要な方は、「精神科専門医認定証」を必ずご持参ください。

      附:プログラムの一部細かい部分は修正されるかも知れません。

これからの日本精神保健福祉政策学会の方向について
                  鈴木二郎

先に理事長就任の短いご挨拶をいたしました。
今回は、今後の本学会の方向について少しばかり私から提案をいたします。
本学会は、発足当初から「精神保健福祉政策」について議論、討論をし、多くの提言をしてきました。その中で2012年3月の提言は、3年間本格的に研究、検討した結果でした。しかしそれも十分とはいえず、それに対する反響も僅かでした。しかし最近になって地域精神医療に関する提言の内容の方向を考慮に入れているとの行政の責任者のコメントを耳にしました。どのように具体化されるか不明ですが、今後に期待したいと思います。

Ⅰ 組織財政問題
現在会員数 正会員 141名 高齢化 
 収入 会費      5000円
 新会員加入の方策? 
収入増の方策? 研究費を獲得する

Ⅱ 学会としての研究問題
 大きく遠い将来も見据えて、卑近な具体的問題の改革を目指す。
  1. 国連の宣言に繋がる我が国の人権擁護問題
    例:障害者差別の解消(具体的案件)。
  2. 地域精神医療の改革、発展を目指す
    例:長期入院からの退院者の生活、ケア。
増加する認知症者対応。
  3. 精神障害者に関わる家族、保護者の問題の検討
    例:家族に関する現実と民法。
成年後見制度の現実。
  4. 他
 これらの諸問題をやはり小委員会形式で検討し、ある程度の期限を設ける。
 毎年の学術大会で報告する。
 
 Ⅲ 他学会あるいは多くの団体との緊密な連携を図る。
   担当責任者を設ける。
                                
  平成26年5月                        以上

理事長就任のご挨拶
         
さしも厳しかった冬も去り、桜花満開の陽春が訪れて参りました。
皆様にはお変わりなくご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて去る3月20日平成26年度本学会第2回理事会におきまして、不肖私が、松下昌雄理事長の後任に選出されました。本学会は故秋元波留夫先生の創始以来多くの問題に、様ざまな提言を行ってきた歴史があり、身に余る大任でありますが、出来る限りの努力を尽くして参りたいと念じております。

精神医学、医療をめぐっては、世界的に大きく変化しつつあり、我が国においては、ことに超高齢社会に突入して、病院、地域医療の在り方がまたもや問われる時代になっております。しかも古くから続く差別と偏見は、東日本大震災の救援に際してさえ、痕を断ちません。この事態に、私は、皆様、古くからの仲間さらに、新しい若人と共に現実の問題に立ち向かい、遥かな未来も見据えた政策を研究して進みたいと考えます。

どうぞ皆様のご協力をお願い申し上げます。

平成26年 4月記
日本精神保健福祉政策学会
                  鈴木二郎

日本精神保健福祉政策学会
第23回学術大会
The 23rd Meeting of the Japanese Association of Mental Health Policy(JAMHP)
―評議員会・総会―
プログラム




メインテーマ
“尊厳ある回復に向けて”

 会長:野村 忠良(東京都精神障害者家族会連合会 会長)
                   (以下敬称略)

大会運営委員会:石山淳一、伊勢田尭、伊藤ひろ子、加藤久雄、小林暉佳、
小峯和茂、鈴木二郎、竹島 正、原田憲一、藤井克徳、
星野 茂、松澤和正、松下昌雄

日 時:2014年 2月 1日(土) 午前10時~午後5時35分
会 場:TKP市谷カンファレンスセンター・ホール6C(6F)
参加費:3,000 円、当事者および家族は 500円、学生:1,000円
(資料代含む)
日本精神保健福祉政策学会
The Japanese Association of Mental Health Policy(JAMHP)

日本精神神経学会専門医制度ポイント(30点)取得学会:専門医認定証をご持参下さい。

[趣 旨]

現在の地域社会では「精神障害者」とその家族は価値の低い、場合によっては邪魔な人間と見られ、それは精神障害者の支援の在り方において、当事者に本来備わっている人間としての尊厳を低め、尊厳ある真の回復(リカバリー)の実現のために大きな阻害要因になっているのではないかと、多くの精神障害者及びその家族は痛切に感じている。
本大会では、精神障害が原因で問題を抱えている多くの当事者の尊厳が守られ、真に回復するために必要な施策の方向性を明確にしたい。
第Ⅰ部の会長講演では、「尊厳ある回復」の必要性とそれを実現させるための方法について述べる。続く基調講演では、国連の障害者権利条約の批准を控えて、日本の精神障害者の権利を守るために必要とされる法制度について提案したい。
第Ⅱ部の午後のパネルディスカッションでは、精神障害者の尊厳ある回復を実現するために、既に地域で始まっている取り組みについて報告し合い、討議を通してこれからの具体的施策を考えたい。
(野村忠良)

目  次

総合司会: 小林 暉佳(青梅成木台病院 院長、常任理事)
伊藤 ひろ子(宮城看護大学 教授、常任理事)

* 開会のごあいさつ: 松下 昌雄 (帝京大学 客員教授、理事長)    10:00~10:05
第Ⅰ部 会長講演および基調講演                   10:05~12:00
1. 会長講演 (50分)  10:05~10:55
座 長: 松下 昌雄(理事長)
テーマ: 『尊厳』ある回復の必要性と方法について
演 者: 野村 忠良(東京都精神障害者家族会連合会 会長、理事)
2.基調講演(45分)                        10:55~11:40
座長:野村 忠良(大会長)
演題:障害者権利条約の批准を前に、整えるべきこと―精神障害者の権利を守るために―
演者 :藤井 克徳(きょうされん 常務理事、常任理事)
3.特別講演(45)                        11:40~12:25
座長:野村忠良(大会長)
演題:(仮)精神障害者の尊厳ある回復に向けてー行政の立場からー 
演者:江副 聡(厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部精神・障害保健課 課長補佐)
〈評議員会・総会〉(60分)―5号館4F特別講堂            12:25~13:20
―評議員には昼食を用意します―
―< 昼休み 40分 >―             13:20~14:00 

第Ⅱ部 パネルディスカッション (3時間30分)      14:00~17:30

テーマ:「地域において当事者の尊厳ある回復を支えるために何ができるか」

座 長:田尾 有樹子(巣立ち会 理事長)―趣旨説明(5分)
渥美 正明(リカバリーキャラバン隊 相談員)
パネリスト (発表時間各15分)
1. 当事者:① 飯野 雄治(リカバリ-キャラバン隊 スタッフ)
      ② 下村 明子(巣立ち会 職員)
2.精神科訪問医療:高野 洋輔(こころのホームクリニック世田谷 院長)
3. 訪問看護事業:寺田 悦子(多摩在宅支援センター 円 理事長、看護師 )
4. 認知症医療関係:①梶原 徹(浜田クリニック 院長)
          ②與那覇 五重(ウイズユー訪問看護ステーション 認知症支援)
5. 早期訪問支援事業従事者:長門大介(巣立ち会 シンフォニー 施設長)
6.てんかん関係:川上 純一(公益社団法人日本てんかん協会 会員)
7.精神障害者家族会:真壁 博美(東京つくし会 副会長)
<指定討論>:竹島 正(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所部長、理事)(20分)
<総合討論> (45分)
座長のまとめ―(5分)

*閉会のことば:鈴木 二郎(山王精神医学心理研究所・鈴泉クリニック院長、副理事長)(5分) 17:30~17:35

注)なお、今回は、経費の都合で懇親会は行いません。ご了承ください。
(以上)
日本精神保健福祉政策学会(JAMHP)
[学会事務局]: 明治大学駿河台校舎研究棟1201号(星野研究室)
TEL=FAX:03-3296-2307
[事務局支部(庶務関連)]:担当者:丸谷洋史
(石山淳一庶務担当理事連絡先:FAX;03-5609-5470)

お願い:事務局及び事務局支部には専従職員がおりませんのでご連絡はFAXでお願いします。

◎日本精神神経学会専門医制度の更新ポイント(C群:4時間以上30点)が取得できます。
必要な方は、「精神科専門医認定証」を必ずご持参ください。

     

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