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日本精神保健福祉政策学会第26回学術大会

テーマ
すべての地域住民を対象とする「地域包括ケアシステム」の可能性を探る-川崎市の挑戦をもとに‐

趣旨
川崎市は京浜工業地帯の一角にあり,都市化,戦災,公害などの幾多の歴史的課題を乗り越えて発展してきた。精神保健医療福祉に関しては,川崎市第二次総合計画の「心身障害者センター」の建設計画の中で,昭和46年に社会復帰医療センターを開設し,わが国の地域精神保健医療福祉の進むべき方向を示した。この取り組みは,身体・知的・精神の3障害の枠を超えて,すべての障害者が住み慣れた地域で最適な自立生活ができるようにするとの方向のもと,北部,中部,南部の地域リハビリテーションセンターに再編・発展してきた。そして今日,すべての地域住民を対象とする「地域包括ケアシステム」を構築するという方向の中で,リハビリテーションの観点から地域とそこに暮らすひとを支援する活動としてさらに発展しようとしている。本学術大会においては,川崎市の精神保健医療福祉の歴史的発展から,精神保健医療福祉政策の将来像を考える。

日時
平成29年2月25日(土曜日)9:30~17:00

場所
川崎市産業振興会館(川崎市幸区堀川町66番地20)

参加費
3,000円(資料・ランチを含む)

プログラム
開会行事 9:30-9:40

会長講演 9:40-10:20 
川崎市の精神保健医療福祉の歴史,現状,展望(仮題)
竹島 正(川崎市健康福祉局障害保健福祉部担当部長/精神保健福祉センター所長)

特別講演 10:30-11:10 
地域のニーズと臨床精神医学(仮題)
古茶 大樹(聖マリアンナ医科大学神経精神科教授)

特別講演 11:20-12:00 
わが国の精神保健の方向と地域への期待(仮題)
鶴田 真也(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課課長補佐)

ランチセミナー 12:30-13:30  
川崎市南部の歴史を学ぶ(仮題) 
三浦 知人(社会福祉法人青丘社ふれあい館)

ラウンドテーブルディスカッション 13:30-17:30
すべての地域住民を対象とする「地域包括ケアシステム」の可能性を探る

第一部 13:30-15:30
地域精神保健の新たなモデル-地域リハビリテーションセンターの可能性を探る(川崎市地域リハビリテーションセンター企画)

第二部 15:30-17:30
都市型コミュニティ(川崎市)における援助希求の諸様態に対応した介入・支援(上智大学グリーフケア研究所長 島薗進企画)

総括 17:30-17:40
鈴木二郎(日本精神保健福祉政策学会理事長)

懇親会(自由参加)

主催
日本精神保健福祉政策学会

第26回学術大会委員会
竹島 正(委員長),古茶 大樹(副委員長),明田 久美子(川崎市川崎区保健福祉センター),岡部 健(川崎市中部リハビリテーションセンター),鈴木 二郎(日本精神保健福祉政策学会),津田 多佳子(川崎市精神保健福祉センター),野木 岳(川崎市南部地域支援室),森江 信子(川崎市北部リハビリテーションセンター)